東京都市大学 新聞会

【先駆者】日商簿記検定1級合格者インタビュー


日商簿記検定1級に合格された高橋樹さん(環境・4年)にお話を伺った。日商簿記検定1級は合格者平均年齢24.9才合格率10%程度の高難易度の試験である。

一級の表彰状を持つ高橋さん

今回の受験は5回目で勉強は2009年8月から開始した。勉強を始めたきっかけとしては、2級に受かった時の合格率が前回試験からから17%も下がったときだったことに加えて、短い勉強時間で合格したことが大きかった。勉強のために食生活や睡眠はきちんとして必ず休む時間を作るようにしていると語った。

1回目の受験では全く勉強が終わってない状態だったが1級の雰囲気を味わいたいと思い受験、2級との会場の空気感の違いを感じた。4ヵ月しか勉強してなかったため成績は振るはなかった。その試験で変わったのは簿記への認識だった。2級が受かった頃は「人よりも簿記はできる」と考えていたが、「全然簿記をできるレベルではない」と気づいたことだ。2級から倍以上増えた1級の教科書の量が「今社会に出たとしても人に役に立てるようなレベルではない」と考えさせると同時に本気で勉強することを決心したと言う。それと同時に、会計の試験1級のその先にある税理士も視野に入れようと考えだした。自分にしかできないことで人の役に立てる職業だからだ。その他にも2009年にはITパスポート・簿記2級・ECO検定に合格している。

2010年には専門学校に通いダブルスクールを始め朝9時から夜9時まで勉強する生活をしていた。2回目の受験は経験受験で独学にもかかわらず点数が高く、専門学校の先生からも自信を持つよう言われ、3回目の受験をしたが惜しくも合格できなかった。さらに周囲の好意的でない視線や周囲の3年生が就活をしている中での勉強という要因での精神的なストレスも大きく、勉強をするだけで、結果を残すことができないつらい1年であった。この時心の支えとなってくれたのはすでに1級に合格していた高校時代の後輩であると語る。

2011年に入りいまだに目標の税理士の受験資格がない焦った状態で、もう一方の受験条件のである全経簿記上級を初めて受験した。2011年度の税理士試験を受けることができるラストチャンスで、これに落ちたら2011年の税理士試験は受験することすらできなくなる重要な試験だった。結果は合格で税理士試験の受験資格を取得し先の道が開けたという心持ちだった。また専門学校が始まり、税理士試験の受験資格があったため日商簿記1級は必要なかったが今まで応援してくれた人たちへの恩返しは1級に受かることだと考え、専門学校始まる時に担当の人との面談でも1級の受験は止められたが受験を辞めなかった。4回目の1級受験の際は手ごたえが今までで一番あり、受かったと思ったが税理士試験も控えていたためすぐに切り替えて税理士試験まで毎日勉強漬けの日々を送って税理士試験を受けた。その次の日に4回目結果がわかったが、あと4点足りずに不合格になり周囲の人も自分自身も全員が受かったと思っていたためショックも大きく、この時ばっかりは1ヶ月間勉強止め1級の受験をやめようとしたが、高校の後輩や地元・大学の友達、大学の職員の人など周囲の人々が止めてくれておかげで今回の合格がある、いかに自分が周りの人から支えられていたかということにも気付いた。一番感謝するべきことは周囲の人から支えということに気付いたと高橋さんは言う。

5回目の試験で数年出題されていない傾向の問題に焦りを感じたものの、2年間積み重ねてきた知識のおかげで基礎がしっかりできており突然出題されても解けるようになっていた。その結果無事合格した。今回の受験で地道にコツコツやるのが一番合格への近道だと実感した。努力すればいつかは自分に返ってくる、やり続けることは一番につらい道だが、あきらめなければ努力は必ず報われると本学の後輩たちメッセージを述べた。さらに税理士検定の勉強をしていくと今後への意気込みを語った。

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